ここ最近は専らマーケティングに興味がある、まほろば@mahoroba148です
WordCamp TOKYOに参加させていただいた時もマーケティングを中心としたセッションを見てました。
何かを売るためにはマーケティングが必要になるっていうけど、いったいなんなの?というみなさん、私も同じ気持ちです。
マーケティングやらブランディングやらPRやらの違いとかまだ私にはわからないけど今日実感したことについてお話します。
CMは無料のお手本
CM(コマーシャルメッセージ)、番組の途中に入ってくる広告、宣伝、PR。
ちょっとした休憩でもあり、いいところでCMに入るため煙たがれる存在でもあるCM。
よくよく考えてみれば、無料のお手本ではないでしょうか?
「初心者でもわかるマーケティング講座」
「マーケティングなにそれおいしいの?」
なんていう分厚い参考書を読まなくても、テレビを見ているだけで実は勉強になっているのかもしれません。
※全て架空のタイトルです
たとえば、歌うCM。
それを聞くだけで商品名や会社名がわかってしまうなんてすごいことですよね。ふと思い出してしまうような中毒性があるのも特徴的です。
たとえば、物語のCM。
ずっと見ていて飽きないし、話の続きが気になってインターネットで調べることもありますよね。
サービスの内容とうまくリンクさせているので自然と商品やサービスの内容が頭に入ってきます。
そんな中で、今日見かけたCMで、「ターゲットを定める」大切さを実感しました。
ターゲットを定めないとどうなるのか
売れる商品・サービスを作るためには、まずターゲットを決めなさい。
そんなことを言われます。
じゃぁ、ターゲットを定めなかったらどうなるのかというと誰の心にも響かない=売れない商品・サービスが出来上がってしまいます。
あなただったらこの商品ほしいと思いますか?
あなた「ちょっとお腹のたるみが気になってきた。音楽を聴きながら楽しくダイエットできたらいいなぁ」
販売員「このダイエット食品、簡単にやせることができますよ!」
・・・へぇ~
ターゲットを定めなかったため、販売員は「ダイエット食品」「やせる」というキーワードしか出てこなかったようです。
たしかにやせたくてダイエットするのですが、ダイエット食品を食べるのか、運動してダイエットするのか、方法も様々です。
逆をいえば、その方法などを明らかにする(=ターゲットを定める)ことにより、特定の人に響く商品・サービスに変わります。
あなた「ちょっとお腹のたるみが気になってきた。音楽を聴きながら楽しくダイエットできたらいいなぁ」
販売員「好きな音楽を聴きながら簡単エクササイズ!お腹のたるみ改善におすすめですよ!」
本当に買うかは別としても(笑)先ほどよりも話を聞いてみようかな、という気になれます。
ダイエット方法は運動、改善したいのはお腹のたるみで、音楽が好きな人、それ私かも!となれば販売員の思惑通りです。
さらに足すとしたら、年齢、男女もあるといいですね。
30代の男性なら仕事が忙しそうだから「通勤の合間にできるエクササイズ」とか
30代の女性なら主婦かもしれないから「家事をしながらエクササイズ」とか
どんどんアピールポイントが変わっていることがわかります。
つまりは、ターゲットを定めることで、商品・サービスの強みも明らかになります。
今日見たCM 某医薬部外品
Twitterでは思いっきり名前を出してしまったけども←
ニキビケアの薬としてはNo.1と思われる企業です。
(この時点でもうわかる気がする)
今までのCMは、人気の芸能人を起用したり、20代~30代の利用者の体験談を話したり、
ニキビに悩む年頃の中でも、自身が購入できる(ある程度経済力がある)人をターゲットにしていたように思いました。
しかし、今日見たCMはいつもとは違ったのです。
「ニキビに悩むお子さん、お孫さんへプレゼントとしていかがですか?」
なんと、ニキビに悩む人自身に売るのではなく、その親や祖父母をターゲットとしているのです。
たしかに、ニキビに悩む年頃の中でも中学生~高校生はさらに敏感になっているのではないかと思います。
買いたいけどお金がないなら買えない、そんな悩みを解決する売り方です。
買ってあげる側のメリットとしては、年頃の子ども、孫とコミュニケーションをとれることでしょうか。
思春期ですからね、何かとぶつかることも多くなる中、いいつなぎ役になってくれそうです。
CMの内容としては、購入した親子の体験談で、購入のキッカケや使用前と使用後の比較など話していました。
子どもや孫の笑顔が見れるなら、つい買ってあげたくなりますね。
まとめ:ターゲットによるマーケティング方法の違い
それは、ターゲットに響かせるためにどうしたらいいか考えることでアピールポイントや伝える方法が変わることを意味するのではないかと思います。
ターゲットをさらに絞り込んで架空の人物を想定するペルソナという言葉もあるそうで、
マーケティングのまだまださわりのさわりくらいだろうけど、実感できたことが喜びでした。
このCMはどんなターゲットを想定しているのだろう、と考えながらCMを見るとおもしろいかもしれませんね。