まほろば@mahoroba148です。
今回はデザイナー向けの本のご紹介をします。
まだ購入したばかりではありますが、購入したキッカケや実際にトライしてみた結果についてお話していきます。
購入した本とキッカケ
ご紹介するのは「Photoshopモックアップメイキング」という本です。
Twitterでデザイン情報を発信している企業アカウントがニュースとして取り上げていました。
画像を見ると、本物かと思うような缶のデザイン。これを自分で作れるようになる、というのです。
本屋へ行き実際に中身を見ると、同封されているモックアップ素材を利用すれば誰でも簡単に作れるように、丁寧な説明が書かれていました。
そのモックアップ素材だけでも37種類!パターンなどの素材を含めれば74種類以上!(パターン素材は類似でまとめられているため)
しかも、素材によっては商用利用も可能なのです!
素材だけでも2,600円以上の価値があると思い、購入しました。
役立つシーン
本のタイトルからモックアップ素材と言ってきましたが、正直なところ私も「モックアップ」の定義は理解していません(汗)
では、どんなときに役に立つか例を挙げてみます。
とあるコーヒーショップのテイクアウト用のコップをデザインすることになりました。
デザインのプレゼンテーションを行います。そのとき、みなさんならどのような提案書を持っていきますか?
私なら主に下記の3点を持っていきます。
- 平面デザイン
- 実物イメージ(平面)
- 実物イメージ(立体・試作品)
もちろん、打ち合わせの段階にもよりますが、デザインを提案するとき、実物をイメージできるようにした方がお客様にも伝わりやすいでしょう。
Photoshopモックアップメイキングは、これらの提案の中で「実物イメージ(平面)」を作成するときに役立ちます。
今回の場合、紙コップの素材に平面デザインを合成することになるのですが、合成ってかなりテクニックが必要だと思うんです。
慣れていない人がやると、時間がかかる上に「合成です!」と言わんばかりの仕上がりに・・・
デザインが良くてもイメージが悪くなってしまいます。
だからこそ、より本物っぽく、簡単に作成できたらばんばんざいなのです。
実際にモックアップ素材を使ってみた
作成するために必要なファイルは主に2点。
- 平面デザイン用のビックドキュメント(.psb)
- モックアップ素材(.psd)
チュートリアル用のデザイン素材も同封されているため、オリジナルデザインでなくても体験できます。
また、新規でカンバスサイズやガイドの設定から行いたいという方は、平面デザイン用のビックドキュメントは不要です。
推奨環境はPhotoshopCS6以降(CC以降)となっていますが、私はCS3で作成しています。
作成手順は3ステップ。
- 平面デザインの作成
- モックアップ素材への埋め込み
- 背景などの仕上げ
1.平面デザインの作成
平面デザイン用のビックドキュメントを開くと早速エラーが出ますが、オリジナルデザインでやるため統合を選びます。
ちなみに、「レイヤーを保持」を選ぶとチューリアル用の完成版をレイヤーごとに確認できます。
おそらくフォントの関係でエラーが出るのではないかと思いますが、オリジナルデザインでやるときには消すのがめんどくさいので統合を選んでください。
長方形ツール、楕円形ツール、文字ツールでデザインを考えます。
mahorobaから「MBコーヒー」という架空のコーヒーショップを作りました。
2.モックアップ素材への埋め込み
モックアップ素材を開くと、デモ用のデザインが適応されています。
それを先ほど作った平面デザインと差し替えるだけでOKです。
私の場合、モックアップ素材を開く際、少し時間がかかりましたが、差し替え方法はとても簡単でした。
3.背景など仕上げ
こちらのモックアップ素材はコップのデザインの他に
- コップのふたの色
- コップのふたの光沢
- 背景
を変更することができます。
レイヤーがいくつかあるので直感的にはわからないですが、丁寧な説明が書かれているため簡単にできました。
まとめ:初心者にも玄人にもおすすめできる
デザイナーにどんな想いがあっても相手に伝わらないとそれはいいデザインとは言えません。
でも、伝えるという中に提案仕方も関わってくるのではないかと思います。
この本を利用すれば、初心者でもリアリティのある提案書を簡単に作成できます。
そして、高品質なモックアップ素材は作業の効率化に繋がるため玄人にもおすすめです。
実際に体験すると、感動します!