ホームページ制作の費用感と内訳は?作成の流れと依頼のポイントも解説

ホームページ制作の費用感と内訳は?作成の流れと依頼のポイントも解説

株式会社まほろばの鈴木(@mahoroba148)です。

過去に「ホームページはいくらでつくれますか?に答えます」という記事を書きました。

ホームページはいくらでつくれますか?に答えます
まほろば@mahoroba148です。 ホームページはいくらでつくれますか? とよく質問をいただきます。 私は「しっかりとしたホームページを作りたいなら30万円…
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当時フリーランスだった私が法人4期目を迎える今、

  • フリーランス・制作会社どちらに頼む?
  • 自分たちでもつくれる?

など

補足できそうな話が増えてきたので、改めて記事を書くことにしました。

▼この記事でわかること

  • ホームページ制作の費用感
  • ホームページ制作の費用の内訳
  • ホームページ制作の流れ
  • 作成を依頼する際のポイント
  • 依頼先の違いによるメリット・デメリット

ホームページ制作の費用感

ホームページはいくらでつくれますか?

とよく質問をいただきます。

当社がお見積りをお出ししますと初期費用で30万~100万円(税抜)の価格帯になることが多いです。

ホームページ制作の費用は掲載内容やページ数、作成方法などによって異なります。

極端な話をすると、無料のホームページ制作ツールを使って自分たちでつくってしまえば、ホームページは0円で作成することもできます。

また、依頼する相手によっても価格は変動します。

たとえばフリーランスに依頼すれば比較的に安価に抑えることができますし、デザイン会社・広告代理店になれば関わる人数が増える分、費用が上がる傾向にあります。

このように、ホームページ制作の費用はピンキリです。

複数社見積りをとることが一番ではありますが、予算を先に提示して提案してもらうことも一つの方法です。

株式会社まほろばの場合

当社には現在、ホームページ作成の定型プランというものがありません。
お見積りにあたってお客様ひとりひとりにヒアリングを行っております。どうしても見積書の作成にお時間をいただいてしまうため、ざっくりとした費用感(概算費用)をお伝えしてから正式なお見積書をお出ししております。

※相見積りはお断りさせていただく場合がございます

ホームページ制作の流れ

ホームページ制作の費用の内訳をお話する前に作成の流れを理解しておきましょう。

ホームページ制作を段階分けすると大きく3つに分けられます。

  1. 企画
  2. 制作
  3. 運用

企画段階はホームページの全体像を決める

企画段階ではホームページの全体像を決めます。

全体像には掲載内容はもちろん、公開時期や公開後の運用方法も含まれます。

言い換えればホームページの設計図をつくっていきます。

まずはヒアリングで、解決したい悩みやホームページを作る目的をおうかがいします。

ヒアリングの内容をもとに

  • どんな表現方法が良いのか
  • どんな情報がほしいのか
  • どういう風に運用していくか

など

情報をまとめていきます。

時と場合によりますが、デザインも企画段階に入れてしまうことが多いです。

企画段階の成果物としてはホームページの設計図もしくはデザインです。

企画段階のポイント

ドメインとサーバーの契約

必要であればドメインとサーバーの契約も行います。

  • ドメイン:ホームページを公開する住所
  • サーバー:ホームページを公開する場所

ドメインは早いもの勝ちなので、決定した段階での取得をおすすめしています。

また、ドメイン・サーバー代は最終的にどのように支払うのか確認しておきましょう。

「毎月よくわからない費用を支払っている」「いつの間にか契約が切れていてサイトが見れなくなった」というような自体を防ぐためです。

株式会社まほろばの場合

当社の場合ですと、最終的にお客様が直接ドメイン会社やサーバー会社にお支払いいただけるように手配いたします。

※当社が代わりにお支払いすることも可能です

すでに契約しているドメインとサーバーがあれば管理会社に問い合わせましょう。

Webサイトリニューアルではドメイン移管やサーバー移行が必要になる場合がございます。

移行作業が必要になりますと別途費用がかかる点も覚えておきましょう。

変更・修正は早めに相談

企画段階から次のステップへ進むと大幅な内容変更・デザイン変更は追加料金になってしまうことが多いです。

想像していたものと全く違うものができた

とならないように、しっかりと意思表示をしていきましょう。

制作段階はWeb上に公開できるようにする

制作段階では企画段階で決めた内容を実際にWeb上で公開できるよう作業をします。

制作段階は私たち制作会社での作業が主になります。

お客様にはデザインの確認や公開内容に問題ないかなど確認を行っていただきます。

制作段階の成果物はホームページそのものです。Web上に公開して完了です。

制作段階のポイント

閲覧するユーザーの気持ちになって確認する

デザインと実際の画面で見るのでは雰囲気も変わってきます。

ユーザーが操作しやすいか、誤解を与えないかなどチェックしましょう。

その際、スマホ、パソコン、タブレットなど手持ちのさまざまな端末でご確認いただくと良いでしょう。

株式会社まほろばの場合

当社の場合は画面サイズ・OSのちがう複数の端末で実機確認するようにしておりますが、どうしても持っていない端末ではテストができません。実機確認はお客様にもご協力をお願いしております。

※対応ブラウザは企画段階でご提示しております

ホームページは公開してからが本番

場合によっては必要最低限の情報のみで先に公開をおすすめします。

▼必要最低限の情報を整えて公開するメリット

  • 必要以上のコストがかかりづらい
  • 公開後のユーザーの反応を見ながら、効果的な改善ができる

ホームページは小さくはじめて大きく育てることが大切です。

運用段階は公開した後に調整や更新をしていく

運用段階ではホームページ公開後の調整や更新を行っていきます。

ホームページは万能ではありません。

24時間働く営業マンになってほしいのならば、新しい情報を日々更新していく必要があります。

アクセス解析などで本当にお客様が求めている情報は何か分析し、ホームページに反映していくことが大切です。

運用段階は更新代行、SEO対策(検索エンジン最適化)、電話やメールでのサポートなどが受けられます。

また、もうひとつ大事な要素として「保守」があります。

保守とはホームページを安全な状態に保つことです。

特にWordPressのようなCMSを利用する場合、保守が必要不可欠になってきます。

詳しくは別の記事でも解説しておりますので「ホームページ保守契約は必要か?保守・更新・管理の違い」をご覧ください。

ホームページ保守契約は必要か?保守・更新・管理の違い
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運用段階のポイント

更新ルールを決める

日々の仕事の中で更新するのは予想以上に大変なことです。

更新ルールを決めないと更新が止まります。

例)

  • 誰が担当するのか
  • 更新頻度は?
  • トラブル対応

会社全体で協力体制をつくる

担当者に投げっぱなしではなく会社全体で協力できるような体制をつくりましょう。

コンテンツ作成やSEO対策は、担当者だけで完結するものではありません。

撮影やネタづくり、情報収集など多岐にわたる作業が必要となります。

担当者だけでは限られた視点しか得られず、コンテンツが偏ってしまったり、間違った対策をとってしまったりする可能性があります。

会社全体でアイデアや情報を提供してもらうことで、ユーザーにとって最適な情報を届けることができるのです。

ホームページ制作の費用の内訳

一般的な費用相場を表にまとめてみました。

段階は「ホームページの流れ」で説明した段階に合わせています。

段階項目内容費用相場
企画ディレクション費プロジェクト管理・進行管理費用。企画立案や進捗管理を含む。5万円~20万円(総額の10~30%)
企画撮影・取材費サイト素材となる写真や動画の撮影、取材にかかる費用。10万円~200万円
企画/制作デザイン費ホームページのビジュアル設計(トップページ、下層ページ)。トップページ:10万円~20万円下層ページ:1万円~5万円
企画/制作素材作成・購入費画像、動画、イラストなどの制作・購入費用。数千円~50万円
制作コーディング費HTML/CSSでブラウザ表示可能にする作業。レスポンシブ対応を含む。1.5万円~6万円/1ページ
制作システム構築費お問い合わせフォームやCMS構築など機能実装の費用。2万円~100万円以上
制作/運用ドメイン取得
サーバー設定・管理費
ドメイン取得、サーバー設定、運用管理の費用ドメイン:数千円~1万円/年サーバー:5000円~30万円/月
運用保守費用ホームページ公開後の維持管理や更新作業月額3000円~5万円
運用SEO対策検索エンジン最適化のための設計やキーワード選定。5万円~50万円

当社ではディレクション費を企画・構成費と呼ぶこともあります。

費用はもちろん、各項目の呼び方も会社ごとに異なりますので、見積りの内訳を確認してわからない項目は質問しましょう。

ホームページを無料でつくれるサービスって実際どうなの?

今やホームページを無料でつくれるサービスがあります。

私も実際に作成してみました。

メリット

  • 無料
  • 直感的な操作
  • 専門的な知識がなくても作成できる

デメリット

  • 広告表示
  • テンプレートに限りがある(デザインが他社と似る)
  • 有料プランでないとできない機能がある

個人の方~小規模事業者の方であれば無料でつくれるサービスでも十分だと私は思います。

ただし、無料でつくれること=自分でつくれるとは言い切れません

ホームページ制作の流れ」で解説した通り、ホームページをつくるためには決めないといけないことがいろいろあります。

また、各サービスを使いこなすためにはある程度の知識が必要です。

どこに時間をかけるべきか今一度考えてみてください

項目無料サービス有料制作
制作コスト無料2万円~数百万 ※ピンキリ
デザイン自由度テンプレートのみオリジナルデザイン可能
拡張性制限あり高い
原稿の準備自分たちで一緒に考えてくれる
作成自分たちでつくってくれる
広告表示の有無ありなし

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ホームページ制作に予算がかけられない方へ

中にはホームページに数十万円かけることは難しい方もいらっしゃるかもしれません。

そんな場合は予算を伝えてみましょう。

私たちホームページ制作会社は予算の中でできることをご提案いたします。

たとえば

  • 情報をしぼる
  • ページを減らす
  • テンプレートを使用する

など

内容をしぼったり条件を設けることで費用を抑えることができます。

初期費用を抑えられないかな?

ということであれば最小限で始めて、メンテナンスで追加する方法もあります。

ホームページは高くてつくれないと後回しにしてしまうのであれば、まずは正直に予算を話してみてはいかがでしょうか?

フリーランスと制作会社どちらに頼む?

正直なところ、どちらに頼んでもメリット・デメリットがあります。

フリーランスに依頼する場合

メリット

  • 費用を抑えられる
    制作会社よりもコストが低く、予算が限られている場合に適している
  • 柔軟な対応
    直接やり取りができるため、要望や修正に迅速に対応してもらえる
  • スピーディーな作業
    案件数が少ない場合、制作会社よりも短期間で納品されることがある
  • 個性的なアウトプット
    得意分野が明確なフリーランスなら、ユニークで専門性の高い成果物が期待できる

デメリット

  • 品質のばらつき
    スキルや経験に個人差があり、成果物のクオリティが安定しない場合がある
  • 継続性の不安
    単発契約が多く、長期的な保守や運用を依頼しづらい
  • 大規模案件への対応力不足
    個人で活動しているため、大規模なプロジェクトには不向き
  • 納期遅延のリスク
    病気やスケジュールの重複などで納期が遅れる可能性がある

制作会社に依頼する場合

メリット

  • 高品質な成果物
    専門のデザイナーやエンジニアによる分業体制で、安定したクオリティを提供
  • 大規模案件への対応力
    複数人体制で効率的に作業を進めるため、大規模プロジェクトにも適している
  • 長期的なサポート
    保守プランや運用支援など、ホームページ公開後も継続的なサポートが可能
  • 集客ノウハウの活用
    SEO対策やマーケティング支援など幅広い知識を活かした提案が期待できる

デメリット

  • 費用が高い
    運営コストや人件費がかかるため、フリーランスよりも費用が高くなる傾向
  • 公開まで時間がかかる
    工程が多いため、完成まで数ヶ月~1年程度かかることもある
  • 柔軟性の欠如
    組織的なワークフローを踏むため、小回りが利きにくい場合がある
  • リアルタイム更新の難しさ
    修正作業は制作会社への依頼となり、即時対応が難しい場合もある

これらを踏まえ、予算・規模・目的に応じて最適な選択肢を検討すると良いでしょう。

株式会社まほろばの場合

当社は従業員がいないひとり社長です。制作会社ではありますが、ほぼほぼフリーランスの業態です。デメリットをカバーするため外部パートナーと協力体制を組み、プロジェクトに対応しております。

ホームページは「公開」がスタートライン

ホームページに関してもうひとつ大切なことです。

ホームページは運用しなければ意味がありません。

お客様目線で想像してみてください。

  • 2年前の更新で終わっている企業の新着情報
  • ずっと品切れの商品
  • リンク切れの画像

現在、何をしているか見えない会社にお願いしたいと思いますか?

次に担当者目線で想像してみてください。

問い合わせが1件もないホームページをそのままにしておいて、今後問い合わせが増えると思いますか?

ホームページは公開してやっとスタートラインに立てます。

つくって終わりにしてしまうなら、いっそつくらない方が良いとさえ思います。

それだけホームページを運用することは大切なことです。

ホームページはいくらでつくれますか?→あなた次第です

ホームページ制作は作成する内容や方法、依頼する相手によっても変動します。

以下は本記事のまとめです。

  • ホームページ制作はピンキリである
  • ホームページ制作は企画・制作・運用の3つの段階にわかれる
  • 内容をしぼったり条件をつけることで予算内でおさめることができる
  • ホームページを無料でつくれるサービスもある
  • 無料でつくれること=自分でつくれるとは限らない
  • フリーランスは比較的安価に抑えれるが属人的である
  • 制作会社は大規模案件にも対応できるがコストがかかる
  • ホームページは運用しなきゃ意味がない

ホームページをつくりたいと思った方は何かしら目的があるはずです。

認知なのか、集客なのか、成約なのか…

いずれにしても会社や事業につながることです。

何もわからない状態で諦めてしまうのであれば、まずは私たちのようなWebサイト制作会社に相談するところから始めてみてはいかがですか?

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