[この記事は2019年3月8日に更新されました]
年度末が近づく中、確定申告の季節となりました。一般的な会社員の方であれば、年末調整として聞く程度であまり馴染みがないと思います。
しかし、個人ではそうはいかないですよね?
個人で収入を得ている方はもちろん、副業している方も確定申告の対象者となる場合があります。
まほろばでの収入はまだですが、私自身、副業をしているため今回は確定申告のメモ書きを残そうと思います。
※2017年3月12日時点での申請方法になりますので、実際の手順と異なる場合がございます。
※2018年7月に独立後、私はクラウドサービスの会計freeeを利用しています。
確定申告とは?
正しい所得税が納められているか1年分の所得を報告し、過不足の還付及び支払いを行うことです。
ここで勘違いしがちなのは「確定申告申告をすればお金がかえってくる」と思うこと。
あくまで所得税がしっかり納められているか報告するものなので、場合によっては不足分を納めなければならないのです。
確定申告 する?しない?
確定申告は必ずしもしなければならないといわけではありません。
国税庁のホームページには確定申告しなければならない人として、以下のような人を挙げています。
1か所から給与の支払を受けている人で、給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人
2か所以上から給与の支払を受けている人で、主たる給与以外の給与の収入金額と給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人
出典:国税庁ホームページ(https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1900.htm)
つまり、逆を言えば副業をして収入を得ている方の場合、一年間の所得が20万円以下の場合は申告しなくてもよいそうです。
ただし、この「確定申告の20万円ルール」にも罠があって、本業にあたる給与は年末調整をしていることが前提です。
また、医療費控除など年末調整では行われないその他の控除を受ける場合は確定申告を行わなければなりません。
確定申告の手順
※2017年3月12日時点での申請方法になりますので、実際の手順と異なる場合がございます。
※独立後、私はクラウドサービスの会計freeeを利用しています。
確定申告の時期になると各地域で特設会場が用意され、相談しながら申請書を作成することができますが、時間が平日の日中であることやあまりの人の多さに、予告なく締め切られてしまうことがあります。
私自身も仕事を早退して、受付時間内に行ったのに締め切らていたため結局作成できなかったということがありました。
そこで、申請書を作成して郵送することをおすすめします。確定申告のための申請書類はWEB上で行うことができます。
国税庁ホームページ(https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/kakutei.htm)
タブレットでの作成もできるように取り組んでいるそうですが、全ての機能が整備されているわけではないようなのでパソコンからの作成をおすすめします。
今回は年金を受け取っていないサラリーマンが副業した場合の所得税の申告書を作成します。
画面に従って金額の入力等していけば出来上がるので注意が必要なところだけ抜粋して書きます。
1.提出方法を選択
e-Taxを利用するには事前の手続きが必要です。
その他ソフトや機器の導入などありますので
頻繁に行われない方は「書類提出」でOKです
2.作成書類を選択
今回は「所得税」になります。
3.入力方法を選択
今回は「給与・年金の方」を選択します。
※一番右にどちらかわからない方のための案内がありますので
不明な場合はこちらを利用しましょう
4.所得の種類
今回は「給与のみ」を選択
5.給与の支払い者を選択
源泉徴収票の枚数で決めましょう。
以降の手順が少し変わりますが、入力が前後するだけで
内容としてはさほど変わりはありません。
6.控除の対象になるもの、ならないもの
国民年金と国民健康保険も控除の対象になります。
「社会保険料控除」を選択して追加しましょう。
また、住民税は控除の対象になりません。
7.申請書類を作成し終わったら郵送を忘れずに!
控除として申請したものは証明として
申請書と一緒に提出することになります。
添付を忘れないようにしましょう。
あとは受理の通知を待つだけです。
ヘルプは充実していると思うのですが、やっぱり専門的なところなのでなかなか難しいという印象は拭い切れないのが私の感想です。
でも、どうしてもわからないところは電話で問い合わせても丁寧にご説明いただけるので申請はしっかり行いましょう!
独立後の話
迷わずクラウドサービスの会計freeeを導入しました。
確定申告はもちろんですが、日々の経理も自分だけではできない自信があったからです。
かといって、税理士さんにお願いするにはまだ事業も安定していないため、個人でも導入しやすいクラウドサービスを導入することにしました。
会計freeeでの確定申告は、質問に答えていくだけで作成できます。
国税庁の専用サイトで作成したときよりも、操作性が良くヘルプが書かれているので、スムーズに作成ができました。
ちょうどキャンペーンで確定申告の本がもらえたのもよかったかな。
freeeでの確定申告も無事終了したので、毎年ビクビクする必要もなくなりました。ありがたや~