約3時間のYouTubeLiveをしてきた話

約3時間のYouTubeLiveをしてきた話

2020年9月9日

まほろば@mahoroba148です。

先日、「#浜松古本ショッピング」というオンラインイベントのエンジニアをしてきました。

今後の備忘録として機材や配信方法を残しておきます。

イベント全体、配信全体の話です。

ソフトの使い方など細かな説明は省力いたしますのであしからず。

#浜松古本ショッピングの詳細はこちらをどうぞ↓
#浜松古本ショッピングについて
#浜松古本ショッピングお礼と出品リスト

約3時間のYouTubeLiveをやった感想

YouTubeLive、言い換えれば約3時間の生配信です。

Web会議の接続の関係で、途中約5分ほどの休憩をはさみながらも、YouTubeLive自体は放送を止めずに、ずっと流しっぱなしでした。

「3時間」ときくと長く感じるけど、やってみたらあっという間でした。

当日の準備・片付けも含めば6時間以上、大きなトラブルもなく無事に終了してよかったです。

配信が終わった当日、そして翌日まで放心状態でした(笑)

体感的にはあっという前でも疲れは溜まっていたようです。

生配信は神経を使いますね…!

イベントのYouTubeLiveに必要なもの

個人的にゲーム実況などをしていたので、必要な機材やソフトはそろっていました。

具体的には以下の通り。

機材一覧

  • ノートパソコン
  • Wi-Fiルーター
  • LANケーブル
  • 外部ディスプレイ
  • HDMIケーブル
  • オーディオインターフェース
  • イヤホン
  • イヤホンの分配器
  • 外部マイク
  • ライト
  • 三脚
  • 延長ケーブル

ソフト一覧

  • OBS
  • Zoom(有料アカウント)

その他

  • BGM
  • サムネイルなどの素材

あればよかったと思うのは

  • USBハブ
  • イヤホンの延長コード
  • 有線LANがつながるノートパソコン

特に「有線LANがつながるパソコン」は、まさか自分のノートパソコンがLAN差込口がないタイプと思っていなかったので驚きました(笑)

結果的に無線LANでもなんとかなったものの、生配信をするならば有線で行った方が安心です。

配信の構成

今回は密を避けるためWeb会議システム「Zoom」を活用して配信を行いました。

3人以上の会議には45分間という制限があるため有料アカウントを契約しています。

また、有料アカウントでは直接YouTubeLiveを配信できます。

しかし、Zoomというロゴが入ってしまうので、今回はOBSという配信ソフトで画面をキャプチャーしながら配信を行いました。

ノートパソコンのカメラを使用したため、外部ディスプレイを接続しノートパソコン側の画面をキャプチャーします。

みた画面をそのままキャプチャーするのでカーソルの動きまで丸見え。

本来は対象アプリ(Zoom)のウィンドウキャプチャーができればよかったのですが、操作を行うとうまくキャプチャーできなかったため、画面キャプチャーにしました。

デスクトップに余分なファイルを置かないのはもちろん、通知も表示されてしまうので、システム側で通知のON/OFF切り替えが必要です。

また、システムの通知を完全OFFにしていてもブラウザ上での通知がONになると届く場合があります。

実際に、LINE公式アカウントの通知は届いてしまいました。

そのためLINE公式アカウント側で通知設定をOFFに変更しています。

スマホでの配信確認にワイヤレスイヤホンが役に立った

YouTubeでどのように配信されているかスマートフォンで確認をしていました。

スマートフォンにワイヤレスイヤホンをつなげて片耳は他のメンバーに渡していました。

結果的にWi-Fi環境の混雑を防げていた気がします。

次の配信をやるとしたら?今後の配信スタイル

一度できてしまうと、より良いものを提供したくなりますよね!

次の配信をやるとしたら、どんなスタイルでやりたいか、機材などと合わせてつづります。

外部カメラの使用

今回はパソコン内蔵のカメラを使用しました。

内蔵カメラでもキレイなので配信には十分だったと思います。また画角(撮影範囲)が広い点も〇

次の配信をやるとしたら、キレイな映像を見せるために外部カメラを使用してみたいです。

話題のカメラと言えばSONY ZV-1ですね。

コンパクトで持ち運びも◎

Webカメラにもなるし、商品レビューモードもあります。

テレビショッピング的な配信方法には向いているのかなと思っています。

一眼レフカメラ・ミラーレスカメラでもUSBひとつでWebカメラになる機種もあります。

パッと思いつくのでFUJIFILM XT-4
動画はもちろん、スチルカメラとしても優秀とレビューを見たので気になっていました。

少々、値が張るので購入には勇気がいります…。

一番の有力候補はLUMIX DC-G99です。

特別ライブ配信向けのカメラではありません。ただ、動画の撮影時間制限がない点が普段遣いとしても魅力的に感じています。

また、USB給電も可能なので長時間の撮影でバッテリーが切れる心配がありません。

カメラアングル切り替え

テレビ番組のように配信中にカメラアングルの切り替えをしたいです。

出店者が本を紹介するとき、Zoomのスポットライトビューで放送していました。

そこでさらに手元アングルに切り替わるなど、商品をアップで見せれたら良いなと思っています。

ライブ配信でカメラのアングルを切り替えるには私の知る限り方法が2つあります。

  • 配信ソフト側(OBS)で切り替える
  • ビデオスイッチャーを使う

パソコンにカメラを複数台つなげることができれば、配信ソフト側で切り替えができます。

実際に画像とZoomの画面切り替えは配信でも行いました。

あとはパソコンが何台までカメラを認識してくれるか、という点が気になりますね。

ビデオスイッチャーはカメラの切り替え装置です。別途購入が必要です。

スイッチャー側にカメラをまとめて接続→パソコンへつなげるので確実にカメラを接続することができます。

ビデオスイッチャーは高額なものが多いですが、Blackmagic DesignのATEM Miniは4万円程度と手が出しやすい金額です。

カメラを最大4台まで接続、ボタン一つで切り替えれるのが魅力的ですね。

音質の向上

パソコン内蔵のマイクだと周りの音を拾ってしまいます。

スタッフが動いた音や会場ちかくの環境音が入り込んでしまうことが気になっていました。

また、出演者の声が聞こえづらいときもあったと思います。

アプリ側では音量を上げることができなかったので、外部マイクやミキサーを使って柔軟に音量調整ができるとよかったです。

ミキサーにもUSBを指してオーディオインターフェース可できるタイプがあります。

王道でいえばYouTuberご用達のYAMAHA AG06
ゲストを呼ぶ場合はマイクが2本ほしいのでこれはキャノンが2チャンネルあるタイプを選びたい。

個人的に狙っているのは同じYAMAHAでもMG10XUという商品。
こちらはキャノンが4チャンネル、その他合わせると10チャンネルもあるミキサーです。

10チャンネルもあれば早々困ることはないのでは?

購入検討時はひとりでの配信を想像していたのでチャンネル数が多すぎと断念していました(笑)

配信担当は配信することに集中した方が良い

今回は私も生配信に参加する立場で、ずっと画面上に顔がうつっていました。

どうやら操作をしていた時、集中しすぎたばかりに口をあけて間抜けな顔をしていたそうです(笑)

また、画面にうつっているとカンペが出せないので、声のボリュームを上げてほしい場合に直接指示が出せませんでした。(机の裏でノートにかいて別のスタッフに伝えていました)

配信の品質を守らないといけない以上、配信担当は配信に集中する方が良いと実感しました。

ライブ配信、最終的には企画はすべて

YouTubeLiveに使用した機材や配信方法、そしてやりたいことをつづってきました。

今やスマホ1台で配信できます。

誰でもはじめられて、各地で配信ライブが行われています。

そんな中で観てもらうためには最終的に企画がおもしろいか、です。

企画がつまらなければ観てもらえない。

観てもらえてもすぐ離脱されてしまう。

一番時間をかけるべきところは企画の部分です。

そして、同じく大切なのは宣伝。

誰もあなたのことは知らない、誰もイベントを知らないと考えて宣伝をしましょう。

家族、友人、同僚、上司、取引先…身近な人たちにはしっかり宣伝しておきましょう。

以上、約3時間のYouTubeLiveの備忘録でした。